山折哲雄
略歴
1931年米・サンフランシスコ生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。 現在、国際日本文化研究センター名誉教授。
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受講生からの感想
講義 日本人の生き方 (第7期講座)
*お話が面白く、深く、とても楽しかった。
豊かで内容があり、もったいなく、ありがたいお話でした。
[江島昭さんの感想]
*学部の卒業論文を書くさいに、山折先生の『愛欲の精神史』を座右の資料とし、常に参考にさせていただきました。たいへん読み易く(カンタン…ということではなく、言葉のリズムや温度、湿度が本当にほど良くストン!と胸に落ちてきます。素晴らしい文章だと思います。)日本人の心性に深く染み入る論考でした。(ちなみに私が卒業した学科は仏教学科で、論文のテーマは、密教経典として日本仏教史上で異彩(?)を放つ『理趣経』に関するものでした。)以来、『ブッダはなぜ子をすてたら』(でしたっけ?)などをはじめ、従来の仏教研究書とはやや読後感(テイスト)の異なる強い印象でこころに残っています。
“無常”…に何故、日本人はかくまでこころひかれるのか、先生の言葉に導かれ、美しい夕景のイメージとともに日々問いかけています。すばらしいご講義をありがとうございました。
…以上を、ご講義が始まる前に書いてしまいました。
これは本講義の感想ではなく…山折先生へのファンレターのようだなあ…と思っていたら、源氏物語に関係した密教修法のお話しで、上記『愛欲…』の内容が出てきました。どんぴしゃ!でした。
“空海密教”の独特なエロティシズム……もっとお話しうかがいたかったです。ご著書、さらに読み込んでみます。
[湯沢理津子さんの感想]
*先生の厳罰主義、極刑主義を憂えるという説に大賛成です。
近代国家は、個人的な報復ということを国に委託することにより、人権をふくめて制度として確立してきたものであり、現在のマスコミの論調はその大前提ふまえない暴論、単に情緒のみに許えた理性なき論であると思います。先生が言われる通り、日本文化のメンタリティーは“寛容”な文化“赦す”ことを認める文化であるはずです。そしてこの“寛容”という考え方は、キリスト教の愛をベースとした西洋文化が行きずまりを見せている現代文明に対する1つのキーワードであると思います。
文明の衝突、宗教の衝突に対しての解決策は寛容さをベースとした考え方しかあり得ないと考えます。
私の私淑する今道友信先生も“寛容”ということがこれからのKEYWORDであると言われているがこの様なことを問題提議をされる山折先生を尊敬するとともに、現代の宗教人が、現代の風潮に対しあまりに発言されないことに失望しております。
[久野哲さんの感想]
*古代から現代に至る該博な知識(親鸞、源氏物語)には、非常に啓発されたが、3回の講義ではとても把握できない学識の大きさであり、是非来年にでももう一回講演をお願いしたい。
[三村哲さんの感想]
* 日本人の「美意識」について、とても面白いお話が聞けました。
現代日本人の美意識の根底には、やはり昔からの感覚が多かれ少なかれあると思っておりました。平安時代の美意識と室町以降の美意識の違いがあるとして、今の現代人に関われるのは後者の方なのでしょうか?そしてその感覚も、グローバリズムと文化生活習慣の均質化から失われつつあるのでしょうか?自分は、その根底にある感覚は、決して失われず、その感覚を土台として現代人的(ルブ・・・・)な美意識の感覚もあるはずだと思います。
でも、社会が進みどんどん均質化して行ったら、その感覚を失ってしまうのでしょうか?そう考えると少しさみしい感じがします。
[大住祐介さんの感想]
* 山折先生の著書を何冊か読んで、内容のわかりやすさ表現の的確さに感銘しまして、講義を聞いてみようと思いました。
日本人にとっての宗教の意味ということに、日頃興味をもっておりました。今回の講義で、その一端を教えていただいた思いがいたしました。
深く広いテーマですので、まだ様々な分野からのお話しを聞きたく思いました。
[soさんの感想]
* 菊池寛の『恩讐の彼方に』と『ある抗議書』とのバランスが取れていないとあるが、前者のみがよく知られていることからすれば、ウェイトは前者に置かれているのではないか、と考えた
[匿名希望]
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