第1期講座

テーマ:
心の意味を問い直す
日程:
2001年10月27日~2002年6月22日
会場:
私立麻布学園
講義タイトル・日程 講師 書籍情報

講義録をもとにできた本の情報です。筑摩書房から刊行。

「心」はあるのか
 (1) 2001/10/27 (2) 11/3 (3) 11/10
橋爪 大三郎 書名  「心」はあるのか
 ちくま新書 714円(本体680円)
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個人と国家
 (1) 2001/11/17 (2) 11/24 (3) 12/15
櫻田 淳 書名  国家の役割とは何か
 ちくま新書 777円(本体740円)
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「こころの病」とは何か
 (1) 2002/1/12 (2) 2/9 (3) 2/16
滝川 一廣 書名  「こころ」の本質とは何か
 ちくま新書 735円(本体700円)
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「歓び」について
 (1) 2002/3/2 (2) 3/16 (3) 3/23
西 研
方法としての現象学
 (1) 2002/4/20 (2) 5/11 (3)6/1
竹田 青嗣 書名  現象学は<思考の原理>である
 ちくま新書 819円(本体780円)
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情緒と身体
 (1) 2002/4/27 (2) 5/18 (3) 6/8
小浜 逸郎 書名  「恋する身体」の人間学
 ちくま新書 735円(本体700円)
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卒業シンポジウム
「21世紀の人間学のために」

 2002/6/22
パネリスト
橋爪大三郎、櫻田淳、滝川一廣、西研、竹田青嗣、小浜逸郎
司会
佐藤幹夫

設立趣意

 現代の文明社会は、きわめて混沌とした様相を呈しています。古い共同体のきずながゆるみ、個人の自由が大きく認められるようになった反面、人間の自己確立のよりどころが不安定で、集団の秩序や倫理規範が揺らいでいる現象が随所に目立ちます。人々の間に精神的な飢餓感が広がり、対人関係や、どう生きるかを巡って切実な悩みを抱えた人が老若を問わず多く見られます。

 私たちの中にはいま、日々の生をやり過ごしながら、「心とはいったい何だろうか」とか、「生きるに値する生の意味とは何だろうか」とか、「個と社会とのつながりをどのように編み直すべきか」といった原理的な問いに何らかの答えを見いだしたいという欲求が高まっているように思えます。そこで、哲学、心理学、精神医学、社会学、政治学などの各分野で業績を上げてきた、気鋭の思想家、学者のみなさんの専門的な知見を集めて、「人間学」の連続講座を立ち上げることにいたしました。

 それぞれの講師は、この世界をどう読み解くかという基本的な問題意識に対して、オリジナルな視点と認識方法を自前で創り出してきた人ばかりです。また、これら講師陣の講義の全体を通して聴いていただくことによって、「心」や「人間」や「社会」についてのトータルなイメージを獲得していただけるものと確信しております。必ずしも明日の実践にすぐに役立つというたぐいのものではありませんが、日本人の日本語による新しい思想の発信の試みとして、きわめて意義深い事業であるという趣意をくみ取っていただければ幸いです。