第4期講座
- テーマ:
- 日本人は幸福になれるか
- 日程:
- 2004年9月18日〜2005年7月9日
- 会場:
- 私立麻布学園
| 講義タイトル・日程 | 講師 | 書籍情報 |
|---|---|---|
| ■「世間」に哲学は必要か (1) 2004/9/18 (2) 9/25 (3) 10/23 |
中島義道 | |
| ■家族のこれから (1) 2004/10/30 (2) 11/13 (3) 11/27 |
山田昌弘 | PHP新書から刊行予定 |
| ■論語の智恵に学べ (1) 2004/12/11 (2) 2005/2/12 |
加地伸行 | |
| ■ひきこもりという生き方 (1) 2005/2/5 (2) 3/12 (3) 3/19 |
斎藤 環 | PHP新書から刊行予定 |
| ■「ことば」とは何か (1) 2005/4/23 (2) 5/14 (3) 5/21 |
浜田寿美男 | |
| ■人間にとって「おカネ」とは何か (1) 2005/6/4 (2) 6/18 (3) 6/25 |
佐伯啓思 | PHP新書から刊行予定 |
| ■シンポジウム 「自由は人間を幸福にするか」 2005/7/9 |
|
書名 自由は人間を幸福にするか ポット出版 1,890円(本体1,800円) →Google検索結果へ |
第四期ご挨拶
2001年10月にスタートした思想講座「人間学アカデミー」は、ここに第四期をむかえることになりました。第三期までに参加してくださった受講生の皆さん、講義を快く引き受けてくださった講師の方々、また有形無形の支援を惜しまず提供してくださった麻布学園関係者その他の方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、すでに、第一期の講義をもとにした書物が、ちくま新書より「シリーズ・人間学」として五冊、第二期の講義をもとにした書物が、PHP新書より「人間学アカデミー」シリーズとして二冊刊行されており、今後も続々と刊行される予定です。
さて、第四期では、「日本人は幸福になれるか」をメインテーマとしたいと思います。いま日本は、マクロな視線で見渡すと、景気の長期停滞、十三億の人口を抱えた中国の急成長、対北朝鮮問題など、さまざまな不安定要因を抱えています。また個人生活の面でも、少子高齢社会にかかわる年金問題、ひきこもり、フリーターなどに見られる若者たちの揺らぎ、未婚、晩婚現象から予想される家族の行方、教育の機能不全、老いを迎える世代の生き方など、不安材料に事欠かないようです。日本はこれから十年先、二十年先、いったいどんな国になっていくのでしょうか。日本人が幸福感をもって生きていくために考えておかなくてはならないことは何でしょうか。
どうすれば幸福になれるかについては多くの先人たちが論じてきましたが、相変わらず簡単には答のでない難しいテーマであることをやめません。かつて福田恆存は、唯一のあるべき幸福論は不幸にたえる術を伝授するものであるはずだと言い切りましたが、願わくは私たちもまた、この「不幸にたえる術」の一端でもつかみたいものです。
今期の講座では、気鋭の東洋哲学者、西洋哲学者、社会経済学者、心理学者、社会学者、精神科医の方たちを講師にお招きして、古代先人の智恵、哲学と世間の関係、お金が人間にとって持つ意味、言葉は人を幸せにするか、現代日本の身近な社会現象にどう向き合うかなど、多面的な角度から「幸福」というテーマについて外堀を固めてみたいと思います。どうぞふるってご参加下さるようお願い申し上げます。
2004年7月10日
小浜逸郎
第4期シンポジウム 感想
*知識人といわれる方々の不安感のようなものが伝わってきました。一般人はマスコミがさわぐほどおろかでもなく、結構したたかなのではないでしょうか。
自由は人間を幸福にすると思います。ニートやフリーターは自由だと本人も思っていないのではと思います。
[A子さんの感想]
*僕には言葉が難しすぎて内容が理解しづらかったです。でも、後半のニート・フリーター・大学生などの話題は僕にとっても身近なテーマだったのでよくわかりました。大学時代は確かに自由にロマンを育てることができたと思います。そして幸福でした。だとしたら自由は人間を幸福にするのでは?と単純に思いました。
[慎尾祐介さんの感想]
* はじめのスケジュール表に記載されているように、具体的なテーマの底に潜んでいる現代の課題についての討議に時間がもっとあてられる方が良いと思いました。具体論から始めて、それに対する意見の相異が出て、次のその理由から、根拠となる思想へと遡る方が判りやすい、又参加しやすいと思います。
[磯岡豊さんの感想]
